山口美央子『恋するバタフライ・ANJU』

“オリエンタルなシンセ・ポップの才媛” 山口美央子がシンガーソングライターとしてキャリア最後に残した名曲「恋するバタフライ」と「ANJU」。編曲は久石譲が担当。すべてを完璧に磨き抜いた日本の80年代ポップ・ミュージックの傑作曲、遂に初シングル・レコード+シングルCD化!

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ARTIST: 山口美央子 | Mioko Yamaguchi
TITLE: 恋するバタフライ・ANJU | Koisurubatafurai・ANJU
RELEASE DATE: 2018.4.21 (Sat)
PRICE: ¥2,000 + tax
FORMAT: 7″ + シングルCD
LABEL: pinewaves
CAT NO: PW-05

<Tracklist>
Side A: 恋するバタフライ | Koisurubatafurai

Side B: ANJU

*LOGIC STORE予約販売: 4月12日(木)~ / LOGIC STORE限定購入特典: ポストカード
 LOGIC STORE / for customers in Japan(国内版)
 LOGIC STORE / for overseas customers(海外版)
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『夢飛行』、『NIRVANA』、『月姫』の3枚のアルバムから山口美央子本人が選んだベストセレクションに、東映のビデオ作品『ANJU』の為に作られた新曲「恋するバタフライ」と「ANJU」が加わり1985年にリリースされたアルバム『ANJU』。その2曲が初シングル・レコード+CDシングル化。
カリプソのリズムにキュートな歌詞、間奏の艶やかな展開にもはっとさせられるトロピカルポップ「恋するバタフライ」。「ビリー・ジーン」を彷彿する導入部からしてダンサブル、シンセ・ベースやシーケンス・フレーズがジョルジオ・モロダーを端々で感じさせてくれるエレクトロニック・ダンス・ミュージック「ANJU」。
編曲はどちらも久石譲が担当。山口美央子のベスト・トラックという声も多くファン人気の高い2曲。
ジャケット裏面に山口美央子本人が寄せたコメントを記載。高音質リマスターCD付属。



山口美央子初CD化再発『夢飛行』『NIRVANA』『月姫』

永久不変、オリエンタルなシンセ・ポップの超名盤が遂に初CD化。 日本が世界に誇る才媛、山口美央子のオリジナル・アルバム3タイトルが 紙ジャケ仕様で一挙再発!

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『夢飛行』(品番: PW-02 / オリジナル・リリース: 1980年)

『NIRVANA』(品番: PW-03 / オリジナル・リリース: 1981年)

『月姫』(品番: PW-04 / オリジナル・リリース: 1983年)

– 価格: 2,500円 + 税

– レーベル: pinewaves

– 2017年高音質リマスターCD

– E式紙ジャケット仕様
 *ジャケット、帯、歌詞カード等、可能な限りオリジナル・デザインを忠実に再現

– 山口美央子本人によるセルフ・ライナーノーツ封入

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<発売日>
■ 一般発売: 2018年2月7日(水)
 全国のCDショップ / オンラインショップ

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 - 3枚同時購入特典: 夢飛行ポスター & NIRVANAポスター & 月姫ポスター
  *各アルバムのインナー・スリーブ写真を使用したLPサイズ・ポスター
  *LOGIC STORE限定特典となりますので、予めご了承ください。

 BRIDGE INC. ONLINE STORE | ブリッジWEB通販 / for domestic use(Japan・国内版)

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近年のいわゆる和モノ・ブームの中で最もCD化が望まれていたアーティストと言っても過言ではない山口美央子。テクノ・ポップやシンセ・サウンドをベースとしたシティ・ポップにオリエンタルな要素や和のテイストを存分に落とし込んだその作品群は、リリースから40年近く経過した今なお新鮮に響く、まさに早過ぎた傑作。

デビュー・アルバムから全曲作詞作曲を手掛けた彼女のソング・ライティング力、耳に残る歌詞、メロディ・センスは一聴すればすぐに分かるほどに秀逸。作曲家に転身した後、斉藤由貴、渡辺満里奈、岡田有希子、堀ちえみ、金井夕子、CoCo、光GENJI、稲垣潤一、鈴木雅之等、錚々たるアーティストに楽曲提供を行ったことからも分かるが、メロディー・メイカーとしての才能は抜群であった。

1980年のデビュー・アルバム『夢飛行』、続く翌年のセカンド・アルバム『NIRVANA』では、プロデューサーである井上鑑をはじめ、パラシュートの面々が参加。
海外での評価も非常に高いサード・アルバム『月姫』では、プロデューサーに立川直樹、サウンド・プロデュース、アレンジは当時「すみれ September Love」を大ヒットさせたばかりの土屋昌巳が担当。3枚共にプログラミングに松武秀樹を起用し、独特の“ジャパネスク”な世界観とエレクトロニックなサウンドをより効果的に、そして絶妙に融合させている。

コケティッシュで艶やかながらも気品のある歌声、先鋭的なサウンドと凄腕ミュージシャン達の卓越した演奏力に全く引けを取らない歌の存在感、そして独特の口語を多用する不思議な言語感覚と圧巻のリズム感が彼女の作品をオリジナルたらしめている。



夢飛行

山口美央子『夢飛行』

“オリエンタルなシンセ・ポップの才媛”山口美央子の1980年作品。
スーパーバイザー/アレンジャーに井上鑑、シンセサイザー・プログラミングに松武秀樹、ミュージシャンは林立夫、斉藤ノヴ、マイク・ダン、今剛とPARACHUTEの面々に加え、マライアの土方隆行、山木秀夫に、橋田”ペッカー”正人、Jake Concepcion、砂原俊三などが参加。
艶やかで美しく、また抒情性、郷愁も持ち合わせた和の感覚にAORやジャズ、フュージョン、レゲエ等の要素を絶妙に織り交ぜた山口美央子のソング・ライティング、ソング・ライティングを最大限に活かす豪華ミュージシャンたちが奏でる圧倒的なグルーヴ感、楽曲の世界観を演出する効果音や絶妙な音色のシンセサイザー。大胆なキャッチ・コピー『未来の落とし子』にも納得できる早過ぎたデビュー・アルバム。
導入のオリエンタルなシンセのメロディからぐっと惹き付けられてしまう「東京LOVER」、若さ、青春、甘酸っぱさ、エヴァーグリーンという言葉がしっくりくる清涼ポップス「陽だまりの中で」、マドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」やカーリー・サイモン「ワイ」などにも通じるレゲエのリズムを上品に取り込んだ「いつか揺られて遠い国」、琴線に触れてくるピアノ・リフのイントロからして名曲の佇まい持つデビュー・シングル「夢飛行」、‟そんな風に言ったって私あなたに首ったけ”というコケティッシュで強く記憶に残る歌詞、随所に効果的に鳴り響くオリエンタルなシンセのリフ、そして後半のシンセ・ソロはどこまでも高い所へ誘ってくれる「ある夜の出来事」、オリエンタルなシンセのリフから迫力のあるブラス、疾走感を持ちながらグルーヴィーに展開していく和テイストのジャズ・フュージョン「パラダイス」などを収録。


<Tracklist>
01. アラビアン・ラプソディー
02. 東京LOVER
03. 陽だまりの中で
04. A DREAM OF Eμ
05. お祭り
06. いつかゆられて遠い国
07. A DREAM OF MIO
08. 夢飛行
09. ある夜の出来事
10. 恋のエア プレイ
11. ワルツ (流舞)
12. パラダイス


<クレジット / 抜粋>
– Supervisor / Arranger
井上 鑑

– Synthesizer Programmer
松武 秀樹

– Synthesizer
山口 美央子
井上 鑑
白田 朗

– Acoustic Piano
山口 美央子

– Electric Piano
井上 鑑

– Acoustic Guitar
杉本 喜代志

– Electric Guitar
今 剛
土方 隆行
林 仁

– Bass
マイク・ダン
高水 健司

– Drums
山木 秀夫
林 立夫

– Percussion
斉藤 ノヴ
Pecker
鳴島 英治

– Soprano sax solo
Jake Concepcion

– Tenor sax
Jake Concepcion

– Baritone sax
砂原 俊三



NIRVANA

山口美央子『NIRVANA』

デビュー・アルバム『夢飛行』が好評を博し、間を空けずに翌年リリースすることになった“オリエンタルなシンセ・ポップの才媛”山口美央子のセカンド・アルバム1981年作品。アレンジャーはデビュー・アルバムに続き井上鑑が担当し、山口美央子自身も加わった。脇を固めるミュージシャンの面々もデビュー・アルバム同様シンセサイザー・プログラミングに松武秀樹、林立夫、松原正樹、今剛のPARACHUTEの面々とマライアの山木秀夫が参加。ベースは楽曲により鈴木茂&ハックルバックの田中章弘、ロスオノデラスやゼロ戦、One Line Bandの長岡道夫、吉田美奈子& THE BANDのベーシスト岡沢章など複数のベーシストが参加。和の要素が強い楽曲では京琴の名手である山内喜美子が参加。
艶やかで美しく、また抒情性、郷愁も持ち合わせた和の感覚にAORやジャズ、フュージョン、レゲエ等の要素を絶妙に織り交ぜた山口美央子のソング・ライティング、ソング・ライティングを最大限に活かす豪華ミュージシャンたちが奏でる圧倒的なグルーヴ感、楽曲の世界観を演出する効果音や絶妙な音色のシンセサイザーはデビュー・アルバムと同様ながらより一つ一つの楽曲の洗練性が向上した作品になっている。
細野晴臣が作った造語チャンキーをタイトルに配したエキゾチックなシティ・ポップス「チャンキー・ツアー」、音楽作家としてのキャリアを後年活性化させるきっかけとなった金井夕子への提供楽曲の自身によるリメイク・ヴァージョン「可愛い女と呼ばないで」、現在のDJシーンで最も人気があるAOR~ディスコの「風に抱かれて」、サード・アルバムの世界観への橋渡し的楽曲とも言えるシンセと琴が美しく融合するアンビエント楽曲「秋波」など収録。


<Tracklist>
01. いつも宝物
02. コードCの気分
03. チャンキー・ツアー
04. Lonely Dreamer
05. 可愛い女と呼ばないで
06. Nirvana (ニルヴァーナ)
07. Telephone Game
08. 風に抱かれて
09. 秋波


<クレジット / 抜粋>
– Arranger
井上 鑑 / 山口 美央子

– Synthesizer Programming
松武 秀樹
浦田 恵司

– keyboards
井上 鑑
山口 美央子
白田 朗

– auto harp
井上 鑑

– electric guitars
松原 正樹
今 剛

– pedal steel guitar
今 剛

– Bass
田中 章弘
長岡 道夫
岡沢 章
高水 健司
岡沢 茂

– Drums
林 立夫
山木 秀夫

– Percussion
浜口 茂外也

– koto
山内 喜美子

– harmonica solo
八木 のぶお

– cellos
Yajima Group



月姫

山口美央子『月姫』

オリエンタルなシンセ・ポップの才媛”山口美央子の最終作となったサード・アルバム1983年作品が初CD化!プロデューサーはビートルズ、ピンク・フロイドに関する著書や音楽評論家としても著名であった立川直樹が担当。サウンドのプロデュース、アレンジャーには当時一風堂「すみれ September Love」を大ヒットさせたばかりの土屋昌巳が担当。1曲目「夕顔 ―あはれ―」からすぐに感じ取れるより強まった和のテイストとエレクトリックな要素。全編を通しジャパネスクなエレクトリック・サウンドが収録されており、山口美央子のコケティッシュな歌詞としっとりと艶やかな歌唱の良さも最大限に引き出した作品になっている。
雷や夕立、風鈴や水桶の音などシンセサイザーで作り出した効果音とサンプリング音が随所に効果的に使用されている「夕顔
―あはれ―」、壮大で荘厳な空気を瞬間的に作り出すエレクトリックなストリングスに圧倒される「夏」、ROLAND TR-808とピアノのみでほぼ作られているシンプルで心地良い「沈みゆく」、海外メディアにもジャパニーズ・アンビエント・ポップスの傑作として取り上げられた「白昼夢」、まさに和洋折衷と言ったスペーシーなディスコ・サウンドの「月姫」、唯一後藤次利の編曲となるコーセー化粧品のCMソング「恋は春感」など収録。


<Tracklist>
01. 夕顔 ―あはれ―
02. 夏
03. 沈みゆく
04. 鏡
05. 白昼夢
06. 月姫 ―Moon Light Princess―
07. さても天晴 夢桜
08. 恋は春感


<クレジット / 抜粋>
– PRODUCER
立川 直樹

– ARRANGER
土屋 昌巳
後藤 次利

– Synthesizer Programmer
松武 秀樹